晴れときどき涙~さくらのASD育児日記〜

軽度自閉症スペクトラム障害(高機能自閉症)を持つさくらの育児日記風ブログ。特別支援学級にも在籍中。

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普通というものは世界に存在しない

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最近は学習障害に気を取られてましたが、

そういえば運動障害の疑いも濃厚だったんだった。

運動障害のことは☟ご覧ください。

precious2503.hatenablog.com

正確に言うと忘れてはないけど、それも出来ないなと番組を見て思い出した。

そう。靴紐結べないんだよね。

ずっとマジックテープの靴だったから靴紐が結べないことを、

すっかり記憶から消去してた。

っていうか、自分で靴履けるからOKだとすっかり安心してたから、

記憶から消去されてたと思うけど、そういえば他の子の靴って靴紐多いわ。

って記憶から消去してるのは完全に忘れてたんじゃん。

自分にとって普通な事も他人にとっては普通ではない

この見てた番組で出てきた運動障害の方は外国人で成人男性の方でした。

番組によると男性が運動障害と診断されたのは14歳で、自転車にも乗れない・踊れな

い・靴紐も結べない・・・

その時に自分は普通じゃないと思い自信を無くし、部屋に引き籠るように、

なってしまったというものでした。 

自転車乗れない・踊れない・靴紐結べないって…さくらですやん!って思った。

階段の昇り降りも下手だし縄跳びも出来ないし、可能性としてはあると思ってたけど、

この番組見て確定かな?と思ったよね。

ぶっちゃけ、自転車もダンスも靴紐も私にとっては簡単です。

ボール蹴りもバッティングも卓球もキャッチボールも縄跳びも私には簡単なの。

階段の昇り降りが下手くそって幼稚園の先生に言われた時は本当に意味が分からないし

階段を昇り降りすることが難しいって何?全く理解出来なかった。

だって私には出来るし、だいたいの人は普通に出来る。

でも、さくらには全てが難しいの。困難なんです。普通じゃないんです。

数に惑わされる普通

算数だって自転車だって階段だって自分が出来る事をさくらが出来ないのは

理解が出来なかった。普通できるでしょ?って。

でもこれは、さくらからしたら何で算数が出来るのか、自転車に乗れるのか、

階段も昇り降りが上手に出来るのか、それが理解出来ない。普通出来ないでしょ?

寧ろ、出来る方が普通じゃない!おかしいって感覚。

人って不思議なもんで、出来る人が多ければそれが普通になる。

出来ない少数の人は普通ではなくなる

出来ない人が多ければそれが普通になるし、出来る少数は普通ではなくなる

だから、さくらの世界ではかあちゃんは普通じゃない

でもかあちゃんの世界ではさくらは普通じゃない

じゃあ何が普通なのよ?っていつも思う。

これは右利きと左利きにも同じことが言えるんだよね。

私は左利き。でよく言われるのは「よく左手で文字書けるね」って高確率で言われる。

左利きあるある。でも私からしたら「よく右手で文字書けるね」って思う。日本の場

合、右利きと左利きだったら圧倒的に右利きの数が多いので右利きは普通なんです。

左利きは圧倒的に数が少ないので普通ではないんです。

こんな感じで数によって普通は変わるんです。実に不思議な話です。

皆と一緒・普通を作ろうとする

算数も自転車も出来ないと困るから上達するように勉強するし練習します。

でも踊れない事や縄跳びや球技は別に出来なくても良いと思ってます。

将来困る事が見当たらないから。

踊れなくて困るか?→NO!! 縄跳び出来なくて困るか?→NO!!

球技出来なくて困るか?→NO!! 

でも学校は皆と一緒、普通に出来るようになりましょうって指導する。

出来ないよりは出来た方が良いと思うけど、出来なくても困りはしない。

でもやっぱり皆と一緒!頑張ろうってやる。で、出来たら普通。

利き手の問題も一緒。今は矯正されないと思うけど昔は矯正されてた。

左利きを右利きに矯正するのは単純に皆(右利き)と一緒だと都合が良いから。

右利きの皆さん、自分のお子さん左利きで書けるように教えてみてください。

右利きが右利きに教えるのは簡単。でも右利きが左利きを教えるのは難しいです。

こうやって、皆と一緒!一緒だから普通!って作られていくと思うんですよね。

precious2503.hatenablog.com

 まとめ

普通って数によって変化する。

年々子供の運動能力は低下してます。

もしかしたら数年後には運動出来る人の方が普通じゃなく、

運動できない人が普通の世界になってるかも知れません。

何が言いたいかというと、普通って時代によって変化する。

だから普通というものは世界に存在しない

単に多数派なのか、少数派なのかの違いだけ。例え少数派だったとしても自信を失くす

ことはない。時代が追い付いてないだけと考えましょう。

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