晴れときどき涙~さくらのASD育児日記〜

軽度自閉症スペクトラム障害(高機能自閉症)を持つさくらの育児日記風ブログ。特別支援学級にも在籍中。

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知らない人の認識は親と子で違う!「知らない人」は使わない!子供の防犯

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子育てをしていると、子どもに必ず言い聞かせる言葉があります。

 

「知らない人にはついていかない」

 

たぶんこの言葉を使った事の無い人は居ないんじゃないでしょうか?

 

 

 

知らない人の認識は大人と子供では違う


例えば、公園に行くとして公園でたまにAという人物を見かけるとします。(会話など一切なし・見かけるだけ)

 

この場合、大人はたまに見かけるAを「知らない人」と認識します。大人がAを「知らない人」と認識するのは、顔を知ってる、だけど名前を知らない・どんな人か知らない・住んでる場所を知らない、だ・か・ら「知らない人」と認識します。

 

でも子供の場合、たまに公園で見かけるAを「知らない人」ではなく、「知ってる人」と認識する可能性があります。子供がAを「知ってる人」と認識するのは、名前も知らない・どんな人か知らない・住んでる場所など知らない、だけど顔を知っている、だ・か・ら「知ってる人」と認識する可能性があります。


もし、たまに公園で見かけるAが「お菓子上げるから遊びに行こう」「子猫がいるから見に行こう」「子犬がいるなら見に行こう」と誘うと、「顔を知ってる人」だから「ついていってもいい」ってなるかも知れません。

 


子供は初対面でもついていく


アメリカで連れ去り(誘拐)の実験されました。

実験内容は男性Zが子犬を連れて、初対面の子供に声をかけ、連れ去れる(誘拐)かどうかの実験です。

 

実験に協力したお母さん達(3人)は全員が、自分の子は大丈夫!知らない人にはついていかない!と自信満々でした。

 

日本と同じで日頃から言い聞かせているんだと思います。

 

しかし子犬を連れた男性Zが、にこやかに子供に「子犬だよ。子犬好き?もっと子犬見たい?」と声を掛けると子供は「見たい!」と男性Bと手を繋いで去ってしまうという結果になり、全員の子供達があっという間に連れ去られました。

もちろん、全員が初対面です。

 

☟の動画が実験の動画です。

 


【翻訳付】社会実験 児童誘拐

 


子供の警戒心は脆い


実験でも分かるように子供の警戒心は関心のあるものを持って子供に近づくと子供の警戒心はあっという間に解かれます。実験動画を見ると分かりますが、警戒心を解くのには五分も要らないんです。あっという間に解かれます。

 

警戒心が解かれてしまえば、初対面でも子供達の中では男性Zは知らない人ではなく、子犬を連れた「知ってる人」に一瞬で変わります。

 

 

笑顔は警戒心をほぐす

 

動画で男性Zは、子供に警戒されることなく話をしていたと思います。

それは男性Zがにこやかに話しかけていたからです。

人は誰でも初対面の人には警戒心を持ちます。

でも、にこやかに話しかけられると警戒心は低くなります。

大人も、初対面の子供に接するとき、笑顔で接しますよね。

真顔で接したり、ふくれっ面で接したりはしません。

笑顔には警戒心をほぐす効果があります。

 

こんな人は知らない人!!

 

一瞬で知ってる人に変わるので、どういう場合に知らない人になるのか、ハッキリと具体的に伝える事が大事だと思います。

・通学路で挨拶するけど、名前や住んでいるところを知らない場合

・公園で見たことあるけど、名前や住んでるところを知らない場合

・犬の散歩をしているのを見かけるけど、名前や住んでるところを知らない場合

・スーパーの店員さんだけど、お母さん・お父さんの知り合いではない場合

・地域の見守り隊だけど、お母さん・お父さんの知り合いではない場合

など、しっかり伝えた上で、家族で話し合いをするのも良いかも知れません。

 

まとめ

知らない人の認識は本当に違いますし、子供の警戒心は脆いです。

笑顔で関心あるもの持って話しかけられたら怖いですね。

実験動画では連れ去ろうとしている男性Zと手を繋いでます。

正直、この光景を見て、連れ去れだと思う人は多くはないと思う。

子供の知らない人から知ってる人に変わるのは一瞬です。

怪盗100面相もビックリするぐらい瞬時に知ってる人に早変わりします。

特に人懐っこい子供は警戒心が薄いような気がします。

なので、簡単に「知らない人」と伝えるのではなく、どういう人が知らない人に当たるのか、ハッキリと具体的に伝え、防犯意識を持ちたいものですね。

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