自閉症児は不眠があるとよく聞きますが、さくらは過眠です。
11時間寝てもまだ眠い眠いと言います。
振り返ってみると乳児期からよく寝てました。
布団に入ったらすぐ寝るし、さくらは夜泣きはほとんど無かったです。
気まぐれに夜泣きする程度でした。
なので、毎日夜泣きで大変っていうお母さん方の声が不思議でした。
だって毎日夜泣きないんだもの、気まぐれにビエーンと泣いてすぐ寝るんだもん。
この時からADHDの特性があったのかなと思います。
睡眠の問題
発達障害児は、定型発達児と比較して睡眠の問題を有することが多い。
乳児期から 「なかなか続けて眠れなかった」
「寝付いたと思って布団の上におくと、すぐさま泣き出して困った」
などのエピソードが聞かれることが多い。
発達の遅れが顕在化する前に、睡眠の問題が見られる場合もある。
発達障害の診療を行う上では、睡眠についての知識は必要である。
睡眠の障害は、子供の成長・発達を妨げ、多動や衝動性、不注意、かんしゃく等の問題
行動を助長する可能性がある。
神経発達障害の中でも注意欠如・多動症(ADHD)は、睡眠の問題や睡眠障害との関連
が強いです。
ADHDと睡眠障害
ADHDの世界規模の調査によると、ADHD児における睡眠障害は35~70%と報告されて
います。
定型発達児の睡眠障害は11~37%と報告されていることからADHD児は定型発達児と比
較して、睡眠障害の併存率が明らかに高い。
また定型発達児と比べ、ADHD児は入床への抵抗、入眠困難、中途覚醒、朝の起床困
難、日中の眠気が多かった。
睡眠障害と中枢神経刺激薬
ADHDの治療薬として有効とされる1つに中枢神経刺激薬があります。
しかし、中枢神経刺激薬は入眠困難、中途覚醒、睡眠時間の短縮、起床困難など睡眠へ
の影響が報告されています。
年代別にみると、総睡眠時間が短縮していたのは6~8歳のみで、低年齢ほど影響を
受けやすい可能性が示された。
また体重25キロ前後で睡眠の問題の出現しやすさを調べたところ、25キロ以下の児童の
方が睡眠の問題が出現しやすい傾向にあった。
ADHDでも異なる睡眠障害
ADHDには多動・衝動優位型と不注意優位型と多動・衝動+不注意の混合型、3つのタ
イプがありますが、3つの中でも不注意優位型に過眠の問題や日中の眠気が多かった。
そして日中の眠気の男女比では不注意優位型の女性が一番多かった。
まとめ
夜泣きしないから楽だなと思ってたら今更そのしわ寄せが・・・
でも夜泣きしないから発達障害だとは思わない。
それに今まで発達障害の子は不眠のイメージだった。
実際支援員さんも知らなかったし!!
でもまぁさくらはADHD濃厚だな。
来月本当にクリニックの予約しといて良かった・・・